グレーを基調とした外壁とアクセントとなる木目調の壁が落ち着きのあるスタイリッシュな外観を演出している。一見窓が少なく風通しが悪そうに思えるが、木目調の目隠し壁の隙間から入る風が中庭へ、そしてLDKへと流れるような設計になっている。窓が少ないためプライベートも守られ、空気もこもらない快適な暮らしが実現した。
玄関ドアの隣にある、中庭に繋がるもう一つの入り口。奥のドアを開けると先にあるのは洗面台とお風呂場。ワンちゃんのお散歩の後や、お子様の外遊びの後に、玄関やLDKを汚すことなくお風呂場に直接行くことができる。また、洗濯物を中庭に干す場合は、ドアひとつ開けるだけで物干し場にたどり着くことができ、家事の時間短縮につながる。
大きな吹き抜けと、そこから差し込む光。視線の抜けを意識し、窓の向こうには中庭を設置することで開放的で明るい空間ができあがった。窓にカーテンをしなくてもプライバシーが守られているため、心の底からリラックスできる。
ダイニングの一角にあるスタディコーナー。椅子に座ると外の景色が見える位置に窓を配置し、家の東側に広がるブドウ畑を眺めることができる。景色を見て、心をリフレッシュしながら勉強をすることができる。また、キッチンからスタディコーナーが見えるよう設計したため、お子様が勉強をしている姿を見守りながら料理をすることができる。
南東に広がる広大な景色。建物がある北西に2階の部屋を配置し、周りの建物からの視線を遮った。広大な景色だけが広がるバルコニーでは、自分だけの、家族だけの時間を楽しむことができる。テーブルとイスを並べて景色を眺める時間こそまさに至福のひとときである。
壁が全面窓ガラスになっている2階の廊下。窓の向こうに広がる景色の風情を日常生活の中で感じることができる。また、大きな窓ガラスから差し込む光が吹き抜けを通じて、1階のリビングまで届き、日中は家全体を明るい空間にしてくれる。
この家で一番注目したい中庭。中庭に流れる心地よいそよ風が気節の移ろいを感じさせてくれる。ダイニングやリビングの中庭に面している窓を開ければ家全体の空気を流すことができる。また、目隠し壁があることによって外にいながらもプライベートの守られた空間が生まれた。周りからの視線を気にせずに、外の空気を吸う時間や、植物との時間を楽しむことができる。