F様邸は、1階はLDKと水回りのみ。
和室はいらないので、「とにかくLDK」を広くしたいというご要望を叶えた家。水回りへも扉を付けずにオープンにつながり、よりLDKを広く感じさせる効果と動きやすさも魅力的。オープンになっていることで、居室以外の空間も一緒に冷暖房の効果が得られ、冬場のヒートショックなどの防止にも一役買っています。高気密・高断熱の家だからこそできるプランです。
ご主人もお料理をするF様は、二人でキッチンに立つことが夢でした。
LDKを22帖と広くしたのも、アイランドキッチンにしたいというご要望を叶えるため。キッチンを中心に動き回れるアイランドキッチンは、二人で立っても互いを邪魔せず作業ができます。開放感があり、お友達が来ても複数人でお料理ができ、キッチンを中心に楽しい時間が過ごせます。作業スペースも広く、お掃除のしやすさも選んだポイントだそう。
キッチンとダイニングテーブルをピッタリくっつけると、お料理の配膳や片付けが非常に効率よく行え、家事負担の軽減になります。それ以外に、奥様が洗い物などしている時にご主人はダイニングに掛けながら、奥様との会話を楽しむことができ、声も届きやすく互いの表情も確認しやすくなります。
F様邸は、玄関横にウォークスルータイプのシューズクロークがあります。共働きのお二人は効率よく家事などをこなしたいというご要望もあり、お客様用と家族用の入口を避けることで、お客様が来ても玄関がゴタゴタせずに「いつも
スッキリ」を保つことができます。
シューズクロークには、帰ってきてアウターをかけられるスペースと鞄を置くスペースを確保。一連の動きの中で、定位置に物を置くことができるので、キレイな状態をキープすることができます。おしゃれなお二人は靴もたくさんあるので、棚もできる限り設置し、お客様から見えないように吊戸もつけています。
子供が成長すると、自転車などを置くスペースが必ず必要になってきます。あまざらしも気が引けるし、サイクルポートなどを設置すると、せっかく可愛く仕上げた外観イメージを損ねてしまうと懸念したF様は、あらかじめ自転車やバイクを置けるスペースを建物の一部に確保。玄関ポーチ横に屋根をかけ、建物と一体に。
お二人の理想の家は、家づくりをする前から具体的なイメージは決まっていらっしゃいました。外壁の色合い、瓦の色あい、内装仕上げのイメージなどは極力手作りにこだわり、オリジナルの洗面台や、飾り棚を室内の雰囲気のアクセントに。
その雰囲気は、奥様の好きなイメージで統一。お二人の仲の良さが伺えます。木目が美しい無垢の床材や、漆喰の塗壁の風合い、ポイントで使ったアイアンの部材。細部にまでこだわり抜いた住まいは、お二人のお気に入りにあふれています。
外観や室内の壁の一部に、曲線を用いてより一層可愛らしい雰囲気に。
南欧風の外観がお好みの方は、アクセントで取り入れることをおススメ。