K様邸は、キッチン横に小上がりのタタミコーナーを設けた。小上がりは床から40cm上がっていて、ちょうど腰掛けられる高さ。ちょっと腰掛けながら、キッチンに立つママとおしゃべりができる。小上がりはタタミ仕上げで、脚を下せるスタディコーナーがあり、上部には本棚も造作。脚を下せるから、楽な姿勢で作業や学習ができる。タタミ仕上げになっているのも、ゴロンとするにはありがたいスペース。
仕事柄帰宅が遅くなることがあるので、天候の心配なく、洗濯物を干せるサンルームはプランを作るうえでの最重要ポイントだった。しかも、脱衣室からそのままサンルームへ出られる設計になっており、朝の忙しい時間には、時短に一役買う。道路からも遠い位置にサンルームを配置し、人目からも遠ざけている。
自宅に仕事を持ち帰ることも多いK様ご主人。プライベートな空間と仕事の空間はきっちり分けたいというご要望から、ご主人専用の仕事部屋(書斎)を計画。天井までの造り付けの本棚や、カウンターデスク。今となっては、リモートワークの増えてきた昨今にも対応できる重要なスペースとなった。
子供部屋は、将来間仕切れるように、2間を一つにしている。
それぞれクローゼットも設置し、その横にはカウンターデスクも造り付け。
「処分にも困るし、学習机は必要ない」というK様。
お子様が巣立った後も、シンプルにスッキリと暮らせる
2階に寝室を計画したK様は、将来のことも踏まえて
階段の段数を増やし段差を低くした
数センチ低くなるだけでも、その昇り降りの負担は劇的に変わる
宅内はもちろん段差のないバリアフリーで、
幅広い年齢層の方にやさしい住まいとなっている
奥様が中心となって間取りを考えたK様邸は、家事の負担をいかに軽減できるかがポイントとなりました。水回りを集中させて動線を短くし、お子様と過ごせる時間を持つことができるようになりました。